米国株ETF・個別株の保有銘柄の騰落状況&今日のTipsです。
Tipsでは本ブログテーマである投資・節約・キャリアアップの内容から私が経験、学習、調査したものをシェアさせて頂き、読者の皆様とともに1mm成長したいと思います。
米国株ETFと個別株の保有銘柄
あまり大きな動きはありませんでしたねー。
少しダウからナスダックに資金が戻ってきている感じがするくらいです。
四半期決算もだいぶんと終わりましたが、保有の個別銘柄ではこれから四半期決算を迎えるものもあります。
エヌビディア(NVDA)は8月19日、ドキュサイン(DOCU)は9月7日と遅めです。
今日のTips: 外国為替レートの決定要因であるアセットアプローチとは?
日本人から見た場合のドル円の為替レートに代表されるように、外国為替レートは投資においてとても重要なものですが、それはどのように決定されているのでしょうか?
そんな疑問に対していくつかの答えがあるようですがそのうちの一つに、アセットアプローチという考え方がありますので紹介したいと思います。
まず大前提として、外国為替レートは通貨の需要と供給によって決定されます。
そして中長期的にはその通貨の需要と供給は輸出入のバランスによって決定されるというのが一般的なようですが、短期的に見た場合には輸出入のバランスは変わらないと考えられ、その場合には投機的な資金の移動により為替レートは決定されると考えられています。
そして、その投機的な資金の移動は各国の金利によって決定される、つまり金利の高い国の通貨は買われ、金利の安い国の通貨は売られるということです。
これが金利差に着目したアセットアプローチの考え方です。
例えば、現在の米国の政策金利は0.25%ですが、日本の政策金利は-0.10%(マイナス金利)です。
この場合、米国の金利の方が日本の金利より高いので、日本円で資産を保有しておくよりも米ドルで保有した方が当然良いわけです。
そうなると、米ドルの通貨需要が増加し、日本円の通貨需要は減少します。
これにより、米ドルが買われ、反対に日本円は売られることで、円安ドル高となります。
ここまでくると、この円安ドル高がどこまで続くのかということが気になります。
その答えとしては、そのまま日本円で保有しておいてもドルで保有しておいても変わらない為替レートまで続くというのが1つの答えになるようです。
仮に、現在が1ドル100円、米国の金利が1%、日本の金利が0%だとします。
日本円で100円をそのまま1年間保有しても金利は0%ですので100円のままです。
一方で米ドルに換えて1年間保有していれば、1年後には1ドルは1%の金利がプラスされて1.01ドルになっているので、仮に1ドル100円のままだとすれば、それは101円の価値となります。
だから円ではなくドルを欲しがることになります。
ところが、円をドルに交換直後に1ドル101円だったとすれば、その時点で101円の価値になっているので、わざわざ円をドルに換える必要はなかったということになります。
つまり、この場合の円安ドル高は1ドル101円まで続くということになります。
その後も日米の金利差が変わらなければ、円安ドル高は同様に1%の割合で継続することになります。
以上が各国の金利差によって為替レートが決定されるという要因に着目したアセットアプローチの考え方となります。
もちろん実際には、金利差だけではなくその他の様々な思惑やリスクなどが考慮されて為替レートは決定されていくようですが、もし金利にのみ着目した場合にはこのようになるという話は個人的には知っておいて損はないのではと思います。